福岡のクリーニングのプロが設立した日本洗浄士協会が運営する、行列のできる「キレイ」相談所です。

新燃岳の噴火被害、宮崎は人手が足りていません

新燃岳の噴火の災害を受ける高原町の現状を体感してきました。
以下レポートで宮崎の今をお伝えします。

第1日目/2月12日

朝9:20頃宮崎県小林市に到着しました。新燃岳の噴火の災害を受ける高原町でボランティアに参加しよう、と思ったのです。
朝6時くらいに福岡を出発して、途中は久留米~八代で雪。高速道路が雪で通行止めにならないかが一番心配でしたが、その後は順調にすすみ小林市についたころには日も照ってきていました。

同日10:50宮崎県高原町に着いて、さっそく〝たかはるハートム〝(地元NPO)に合流。
お寺のサッシに積もった灰の掻き出しをすることになりました。そのお寺は一番外側にガラス戸があり、そのサッシの溝に1mmほどの厚みで細かい灰が積もっていました。

光明寺

雑巾とブラシで溝の端に灰を集めブロワーで吹き飛ばす作業です。
この日は風が強くて吹き飛ばした灰はサッシの内側に逆流し戻ってきます。今度はそれを掃除機で吸い込み、また隣の溝を掻き出し・・・3歩進んで2歩下がって、の作業が続きます。

溝の端に灰を集めブロワーで吹き飛ばす作業

そうこうしているうちに、ボランティアの炊き出しの方に呼ばれて、お昼ご飯です。
シチューとパンと、野菜サラダ。この野菜サラダがおいしかった。ドレッシングはなかったんですが、いりません。美味しい、そのまま食べました。

午後、作業の続きをしているところへ、次の場所への移動の指示があり幼稚園へ。

移動先の幼稚園の様子

1階と2階の木の床の掃除を担当。
ぱっと見た目には汚れた風には見えませんでしたが、ほうきで掃き掃除して、床を触ると「ざらざら」します。雑巾がけをすると、真っ黒です。
幼稚園は、窓、玄関ともに締め切ってありましたが、わずかな隙間から灰が侵入してきたのでしょう。もちろん、外で遊んでいる園児はいません。

細かい灰が積もる幼稚園の床

幼稚園の床を拭いた雑巾の汚れ

同日3:00お寺の境内・階段・塀の灰を掃き掃除。

お寺境内階段

境内にはすでに、午前中集めた灰を土嚢に入れてまとめてありました。

午前中に集めらた灰を土嚢に

なかには島原市からとどいた袋もありました。この灰は湿気を吸って固まってきていて、デッキブラシで「ごしごし」やらないと取れません。しかも、細かく砕くと舞うのです。もちろん、保護マスクとゴーグルはかけて作業しましたが、ゴーグルのわずかな隙間から灰が目に入り(この灰はとがっているのかとても痛い)さらに喉もいがらっぽくなります。
お寺の塀の上には瓦があり、この上にも灰は積もり固まっていました。1枚の瓦をデッキブラシでこすり、隣の瓦をこすっていると、前作業し終えた瓦にその灰が飛ぶのです。

お寺の瓦に積もった灰

石床の灰は、水を少しかけてブラシでこすると灰が舞わずに掃除しやすいらしいのですが、水をかけた灰は大変重くなりその後の持ち運びに困るということでした。現在のところ灰は袋に入れて燃えないゴミとして廃棄するようです。(2月19日のフジテレビのめざまし土曜日の特集で、レンガやガラスの器に再生できるという放送をやっていました。)
お昼に知ったことですが、新燃岳は昨日2月11日に噴火し、(ドンという音が聞こえたそうです)その灰は作業中のボランティアのはるか上空を素通りしたのだそうです。

この作業が大変なのは、掃除した場所も数日たつと灰がまた積もるところです。風が舞えば飛んでくるようです。「掃除したら終わり」ではなく、今のところ終わりはないように思えます。どの家庭でも、ほこりは毎日積もります。だから毎日掃除機やほうきで掃除をしますが、それが家の中のほこりではなく外に降る大量の灰なのです。幼稚園の中にでもあれだけ灰があったのだから、家の中も同じだろうと感じました。

4:00ボランティア活動の終了です。

すぐ近くに公園がありました。
車道の灰はかなり片づけられていましたが、ライフライン以外の場所は後回しなのでしょうか、滑り台の階段など灰は積もったままになっていました。

灰まみれの公園すべり台

すべり台の階段

宿を探すため、都城市へ移動。
途中新燃岳と畑に降った灰を写真に撮りました。(第2日目の報告の内容で、写真は紹介します)
都城が近づくと、灰の種類に違いがあるのに気付きました。高原町より粒が大きく、砂場の砂くらいあります。
(2月14日の噴火後、高原町にもこの手の灰ともっと大きな火山礫が降ったようですが、この時までは高原の灰はパウダー状でした。)

第2日目

朝8:00 高原に戻りがてら、昨日の畑と新燃岳を写真に取り直しました。昨日より景色がすっきり見えます、昨日より風がないのでしょうか?写真で違いが判るでしょうか・・・。
新燃岳の噴煙を写真に撮ることができました。

1日目の新燃岳

2日目の新燃岳

1日目 舗装された道路と畑

2日目 舗装された道路と畑

この日は近所の家の屋根と雨どいの掃除です。
屋根の上と雨どいの中に灰が積もっていました。

屋根に積もる灰

雨どいに積もる灰

この2日間は晴天?だったんですが、どちらの灰も適度に固まっています。
特に家の南側と東側の雨どいでは、灰がまるで紙粘土かセメントみたいに固まっていました。南側でも特に日当たりのよい場所はサラサラに乾いているのですが、逆に北側の雨どいの灰は、粘度のある泥水(まるで田んぼの泥)のような状態です。固まった灰は、ステンレスのへらで「ポコッ」と取ることができます。

固まった灰

また、たてどいはもっと大変な状態のところがありました。たてどいの入口に木の葉などが入り、その上に灰が積もって固まっていると、塞がってしまっているのです。家の方に、一部のたてどいは水が出てきていないと聞きました。泥をへらで取り除き、大きいピンセット(トングもいいかも)で葉を巻き込んで固まった灰ごとつまみ出します。たいていはこれで取れたのですが、1~2か所は煙突用の掃除道具で穴を通しました。雨どいのつくりはあまり丈夫ではないように思え(雨水をつたえるだけなので、丈夫に施工する必要はないのでしょう)灰の重みに耐えられない雨どいもあるかもしれないと思いました。

屋根の上には、袋10~15枚くらいの灰が集めてありました。私が集めた雨どいの灰と合計すると20枚くらいにはなります。はっきり解りませんが、袋1枚の重さは5キロ以上ありそうです。(袋の大きさは、買い物袋の中サイズくらい)
(2月16~17日の雨で、灰は水分を吸ってもっと重くなっていると思います)

この家の屋根(平屋建て)は男4人がかりで4時間では終わりきれませんでした。
たった2日間のボランティアでしたが、この間に私が感じたのは、とにかく人手が必要であるということでした。物資は徐々に集まっているようですが、それを使って作業する人が必要です。この日私が参加したボランティアは「たかはるハートム」というNPOでした。2月19日までには他のボランティア団体のホームページも確認できました。(県外からの参加は受けていない団体もあるようです。)

救援物資

灰を運ぶトラック

今回の宮崎の被災は地元の人々のお力だけでは大変な状況です。
物資の支援も大切なのですが、復興を手伝ってくださる方々のご支援(特に人手)が必要であると強く感じました。

今回お世話になったボランティア団体のホームページはコチラ→たかはるハートム


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